花が持つ価値

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近年、花卉(かき)業界は大きな転換期を迎えています。市場規模の変化、生活スタイルの多様化、そして新しいテクノロジーの波──。
一見すると「厳しい」と語られることも多い花の業界ですが、実はその裏側には、未来に向けた豊かな可能性が息づいています。 
 
① 国内需要の変化。
かつての日本では、家庭に“常に花を飾る文化”が一般的でした。しかし生活スタイルの変化により、日常的な消費はゆるやかに減少傾向にあります。一方で、誕生日・母の日・記念日のSNS映えを目的としたギフト市場など、個人用途の「イベント型需要」はむしろ拡大していると言われています。
 
② 葬儀市場の構造変化。
花卉業界にとって大きな柱であった葬儀市場も、家族葬・小規模葬が増えたことで単価が下がる傾向があります。しかし近年は、オーダーメイドの生花祭壇故人の人生や趣味を表現するデザイン演出など、“心を伝える葬儀花”へのニーズが強まり、花の価値そのものが見直されている側面もあります。
 
③ 生産者の減少と流通の課題。
農家の高齢化、後継者不足、天候リスクの増加…。生産者数の減少は業界全体に影響し、安定供給が難しくなりつつあります。また、市場流通のスピード・差別化された品種の確保・適正価格の維持など、物流面の改善も求められています。
 
◉Top連番 
[ 花×デジタルによる新しい市場の創出 ] オンライン販売・サブスクの拡大コロナ禍を機に、毎月届く花の定期便・オンラインで完結するギフト注文など、デジタル活用が急速に普及しました。“自分の暮らしを整えるための小さな投資”として、若い世代の利用が増加しています。
 
[ SNSによる価値の発信 ]花は写真映え・動画映えする分野の代表格。Instagram、Pinterest、TikTokなどで発信される花作品が、新しいデザインを生み、市場を広げています。
 
[ 花が持つ「癒し」「体験価値」の向上 ]
現代はストレス社会。その中で、花が持つ 心理的・感情的価値がより重視 されています。◉花育(園芸教育)ワークショップ◉ボタニカルアート◉花の体験型店舗など、“体験消費”の需要は年々増加。「モノ」から「コト」へ──、花の魅力は体験を通じてさらに広がっています。

結論、花の価値は、時代が変わっても失われない、、花卉業界には確かに課題があります。
しかし一方で、“花が持つ豊かさや感情価値”は、むしろ現代社会に必要とされていると考えられます。

市場の縮小に見える部分も、視点を変えると 新しい需要への転換点 であり、チャンスとも言えるのでは無いでしょうか。

 
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